世界銀行(World Bank)の統計によると、全世界の移民は1990年の1.5億人(世界人口の2.9%)から2015年には2.4億人(世界人口の3.3%)の約1.6倍に増加したとされ、このうち約40%は家族結合に関する移民だという調査結果が出ました。
市民権者や永住者の家族でも、自動的にイギリスに滞在する権利が与えられるわけではありません。
イギリスの市民権者や永住者の家族資格で在留資格を取得するには、他のビザと同様に所定の手続きに基づいてビザを申請し、承認を受ける必要があります。たとえば、フィアンセビザ申請者には一定の期限内に結婚する条件を提示しており、既婚者の場合は予備期間を置いてこれまで実際に結婚生活が継続して行われたことを証明するようにしています。
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- 配偶者ビザ
- イギリスの配偶者ビザにより、イギリス国民の(欧州連合の市民でない)夫か妻、又は永住権の保有者(つまり、永住者或いは定住者)は自分の配偶者・伴侶と共にイギリスで滞在することが可能になります。イギリス滞在の配偶者という部類には、法律上婚姻関係にある者のみならず、事実上の結婚をしている者又は市民パートナーシップを結んでいる者も含まれます。イギリスでの配偶者ビザの申請ができるのは、法律上の婚姻関係にあるパートナーであるイギリス市民・イギリスの永住者になりますmore
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- パートナービザ
- パートナー(Unmarried partnerまたはUK de facto visa)ビザとは、1997年から導入されたビザ制度で、イギリス永住者または市民権者と結婚をせずに一定期間事実婚関係を維持した場合(または同性間の同居関係にある場合)申請できるビザです。more
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- 滞在許可証
- 滞在許可証(EU Family Permit)は、非ヨーロッパ人出身がイギリスに居住している欧州連合加盟国の国籍者と結婚をしたり、2年同居した証拠を提示すると取得できます。more
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- EU国民永住権
- EU国民永住権(EU Settlement Scheme family permit)とは、イギリスのEU脱退により一時的に運営する制度で、イギリスに住んでいる、または住もうとするEUの国民とその家族(close family member)が申請できるビザです。more
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- フィアンセ(婚約者)ビザ
- 予備結婚ビザ(prospective marriage visa)とも呼ばれるフィアンセ(Fiancé)ビザは、永住者あるいは市民権者との結婚を前提に申請するビザで、イギリス国内で結婚式を挙げる場合はフィアンセビザが便利です。more
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- 結婚訪問ビザ
- 結婚訪問ビザとは、イギリスとノービザ協定が締結されていない国の国民が、イギリスの市民権者や永住者とイギリス国内で結婚や市民結合申告(Civil Partnership)を目的に入国しようとする時に申請するビザです。more